私たちの想い
私たち夫婦は、これまでに3匹のトイプードルを家族に迎えました。
幼犬の飼育から始まり、多頭飼育、急病と入院と手術、秀逸な獣医師との出会い、成犬が衰えていく過程、シニア犬の介護、看取り、ペットロスとの闘い、保護活動を通じて惜しみない愛情を注いでいるNPOの方々との出会い、トラウマを抱えた保護犬を飼うということ。
いろんな人に出会い助けられながら1サイクル以上の様々な経験をしてきましたし、これからも続いていくことでしょう。

そんな折、夫がある日
とつぶやきました。
はじめは話半分で聞いていましたが、意外なことに真剣にプランを練っていたようで、夫曰く

二人とも健在なうちに夫婦で共有できるライフワークを何か考えて進めておくべきなんじゃないかな
と準備を進める計画を聞かされました。
とは言え、夫は30年以上自身の会社だけでなくいろんなプロジェクトに参加したりして起業経験は豊富なようですが、私には起業どころかそもそも事業を営むマインドが全くなく、何か指示してもらわないと自分から何もできないですし、夫が相談としてする話も指示として受け止めてしまったりで、行き違いは今でも多く起こってしまっていますね。事業って難しいんですね。。
その中で事業形態について、

ペット産業に関わるにはいくつか方法はあるが、私たちは命の数ではなく、生命を迎えた家族の数で経営していくんだ
と言われ、意味がわかりませんでした。
後に説明を受けましたが、動物の命を救う獣医師、悪徳業者から救う保護活動を行う方々、人間と同じように手厚く葬ってくれるペット葬儀会社など、犬生猫生の一部分を重責を持って担っておられる方々に敬意を持ちつつ、私たちは出会うペットの数ではなく、ペットを迎えた家族と共にその子の生涯が幸せなものであることをサポートすることで経営していくということ。似ているようで違うということがポイントになりました。
ペットシッターは入り口であり参入するきっかけで、上記の方針で考えられ必ず直面する老犬老猫介護、トレーニング資格を取得しトレーニングサービスの提供、出張トリミングや出張入浴介助などを事業として展開し、ペットを迎えた家族がその犬生猫生を幸せに全うするためのサービス全般を候補として検討する考えです、と私から発信したいですが、正確には「だそうです」です。

そうこうしているうちに私は資格を取得し、動物取扱責任者としての認可を受け、晴れて2024年12月に開業することができました。
私はなんだかゴールに辿り着いたような気分でウキウキでしたが、

まだスタート地点に立っただけでこれからだよ?ゴールのない道を走り続けるんだよ!
と言われあまりピンときませんでしたが、実際に注文を受け初めてのお客さんのところへ出向いた時にじわじわと実感してきました。

こんな風にお客さんの家にお邪魔して、いろんな人のいろんな家族をサポートするのって素敵かも
ここで初めて夫が作ったホームページのメインコピーの「家族に迎えた小さな生命が幸せに暮らすために」の意味がわかった気がします。
この先どんなお客様と出会いどんな子と出会うのか楽しみでもありますし、とにかく一生懸命向き合うことをモットーに、これから頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

これからもこの子たちや新しく迎える子たちと共に生きていくなら、それをライフワークにできないものかな
15年間欠かさず寝る前のお手入れをできているんだから、その愛情はきっと共感を得られるはず